老後資金 – 75歳で支払い年金額を回収?

老後資金 – 75歳で支払い年金額を回収?

年金を繰上げ受給したとして、通常の65歳受給開始としたときの受給総額にいつ追い越されるか、その年齢を試算してみた。現在の納付額が続くと仮定した、「ねんきんネット」で確認できる現時点での見込み金額を前提に使った。

試算によれば、80歳で繰上と通常で受給額が並ぶ結果になった。80歳以上長生きする可能性があれば、65歳支給開始のほうが受給総額が多くなるというわけだが、果たして何歳まで受給できるのやら。

合わせて、受給総額が納付総額をいつ超えるかについても試算したところ、60歳繰上支給であれば73歳で金額が並び、65歳支給開始の場合であれば75歳で払った分を回収できることになる計算だった(納付から受給までの期間の金利と受給時の税金を考慮せず)。

何歳まで元気でいられるか、将来にどのような病気になるかもしれないのか、生活費にいくら必要になるのかが全く想像できず、どうしてよいか判らない。

※ 現時点での受給見込み額を前提に私のケースを試算

信号無視

信号無視

現在、仕事をするために住んでいる国は東南アジアにあって、ここではバイク乗りの人がまだまだ多い。バイクには、臨機応変というか交通ルールを無視するドライバーが多いのだが、今日は、子どもを乗せて赤信号を減速することなく通り過ぎ去っていったバイクに遭遇した。

交通ルールはそもそも守らなければならないものであるし、その国・その地域で通用する交通ルール(外国人には無秩序に見える中での現地の人々の間にある秩序)があるのも理解しているが、せめて子どもを乗せているときは、正規の交通ルールを守ってほしい。これでは次の世代でも信号無視が当たり前の世の中が継続してしまう。

次の世代を担う人々の前では、せめてルールを守る大人(人間)でいたい。
私は意識しないとちゃんとできない人間だが、やせ我慢する気持ちはまだ持っている。

日本の自動車産業を台数から理解する

日本の自動車産業を台数から理解する

これまた風力発電からの流れにて。

ネットにあった情報によると、2030年を過ぎて再生可能エネルギーの発電量が現在の想定通りに実行されると、電気自動車(BEV、PHEV)を工場で製造して販売店へ輸送、納車するところからユーザーが実際に自動車を運転するまでを全て含めてもLCA(ライフサイクルアセスメント)的にはカーボンニュートラルになるという説がある様子。

そこで、電気を使う方である電気自動車台数や普及率の現在地がどのようなものか興味が出てきて調べてみたところ、またもや、ネットから取得したデータを理解するのに一苦労した。統計データの辻褄が合わない。正確性に疑いのあるデータのようなものは一旦、横におき、どうやら、登録車(普通乗用車と小型四輪車)で話しているデータと、軽自動車を含めた台数で説明しているデータが、特にその定義を明確にすることなく混在して使われているのがその原因のようだった。

私は車を運転することは好きなのだけれど、そういえば自分の車以外にはあまり興味がなかったなと今回感じたのは、ハイブリッド車が日本の新車販売台数の半分くらいになっていることを全く知らなかったから。そこまで普及していたんだ。

日本の自動車台数の現在地(といっても2023年なのでデータが古い)がおおよそ以下のような感じと今日時点では自分の中で結論づけた。

データ引用元:日本自動車工業会、全国軽自動車協会連合会、日本自動車販売協会連合会、自動車整備士情報せいび界、International Organization of Motor Vehicle Manufacturers、International Enegy Agency、自動車リサイクル促進センター、日本貿易振興機構など

略語

略語

風力発電関連で減損計上をした企業のニュースを最近に見た流れで、風力発電に関するほかのニュースやデータをネットで調べていたところ、風力発電について知らないことだらけであることに気が付いた。

調べごとを始めてみると、一つ調べると二つ以上の知らないことが出てきたり(本件に限らず、ものを知らない私にはよくあること)。そんな中にあって、純粋に理解力が足りないものだけではなく、言葉の定義を探せないものもいくつか出てきた。例えば、発電量の将来見通しについてはIEA (International Energy Agency、国際エネルギー機関)の資料を参照したりしたのだけれど、前提条件としていくつかあるシナリオの中の略語がその例の一つ。

*STEPS = Stated Policies Scenario
 現行のエネルギー政策に基づく「公表政策シナリオ」
*APS = Announced Pledges Scenario
 各国政府の誓約目標が期限内に完全達成されると想定した「発表誓約シナリオ」
*NZE = Zero Emissions by 2050 Scenario
 2050年ネットゼロ目標を達成する「2050年実質ゼロ排出量シナリオ」
[注] ネット検索できた様々な訳語の中から私がわかりやすいと思った一般社団法人日本原子力産業協会のものをここでは使用

こういったものは一般的でスペルアウトしたものも訳語もすぐに探せたのだが、なかなかネットでもヒットしなかったものがあった。例えば、ATS Scenario や REF Scenario 。たしか、日本の省庁発行の資料の中で見つけたものだったと記憶している。

ATSは、技術進展シナリオという訳語とセットで使用されているのだが、それが Advanced Technologies Scenario であることが探せるまでに、結構な時間がかかった。探せてしまえば、訳語から想像がつきそうなものだと判るのだが、世の中には一筋縄ではない訳語に出会った経験がある(ちなみに、IEAの文書の中で、ATS = Accelerated Transition Scenarioという定義も見つけた)。また、レファランス・シナリオという訳語とともに使われている REF Scenario もネット検索ですぐにヒットしなかった。いまだに正解かどうかの確信がないのだが、REFは Reference の最初の3文字をとったものであって、R〇〇 E〇〇 F〇〇といった例えば3語構成の語句のイニシャル文字をとった作り方ではない模様。

ネットや印刷物、そのほかのもの全てにあてはまるが、書き手の方々にお願いしたいのは、一般的ではない略語を使用する際には、スペルアウトしたものも併記してほしいということ。私の個人的な事情ではあるが、年齢を重ねるにつれて単純な記憶が難しくなってきて、正式な名称を理解・記憶しないと略語・省略形が頭に入ってこないことが多いのです。

風力発電

風力発電

未稼働の国内洋上風力発電プロジェクトにかかわり、三菱商事が2024年4-12月期に522億円の減損を計上したというニュースがあった(2月6日)。この四半期に計上することになったトリガーは判らないが、資産の売却益や評価益も同時に伝えられていたので、減損を計上しやすい環境にあったのかもしれない。

1月末には、デンマークの洋上風力発電大手のオーステッドも2014年12月四半期に減損計上すると報道があったところだった。

将来の発電方法のひとつとして、技術をブラッシュアップするためにプロジェクト継続は必要だと思う。それによってコスト低減が可能になるかもしれない。とはいえ、現時点で見込まれている将来の発電量の規模が実行に移されるほどになるかは、興味をもって今後をみてゆきたい。

このほかの最近の関連ニュースとしては、安全保障上の理由からバルト海でのプロジェクトをスウェーデン政府が取り消したことや、双日が台湾での洋上発電の商業稼働を開始したといったものがあった。