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Tag: 部活

第一志望 : 大学受験②

第一志望 : 大学受験②

高校3年夏に部活が終わり、その後しばらくしてから勉強を始めたおかげか成績が改善して、志望校を二度見直した。受験本番の直近までE判定だった大学にめでたく合格して、あこがれの大学で学生生活を送れることになった。

自分でいうのは何だが、私は本番で実力以上の結果が出たり、試験に強い傾向が割とあると思っている。最後の模試までずっとE判定だった大学に合格・入学できたのは、そのおかげ以外のなにものでもないと感じた。

実際に入学すると、その認識が正しいことをすぐに理解した。

入学して最初の授業が始まる前のオリエンテーションのような場で、自己紹介をする機会があった。今でいえばマウント取りと呼ぶ人もいるかもしれないが、当時はそんな言葉がないので概念もなく、私は別に悪い感情もなくただただ同期の人たちに感心したのだが、その大学よりも難関校と呼ばれる大学に受かっていたのに私が入学した大学を選んできた人や帰国子女、高校時代に海外研修に選抜されていたような人とか、たくさんのスゴイ人がいて、これは大変なところに入学してしまったなあと深く思った。同時に、そんな人たちと同じ環境で学べることにとても興奮していた。

これはある種の原体験だった。高校生の当時、自分より勉強のできる人がクラスにいたり、自分より上手な人が部活チームにいたりは勿論あった。だけど、とてつもなく勉学に優秀な学生と交わる機会はなかったし、部活で全国大会に出たわけでもないので超絶な選手と試合で出会う機会がなかったので、スゴイ人に会うことがそれまでの人生にはなかった(人生といっても、田舎で子ども時代を過ごすたかが18 年弱の間の話だけど)。しかし、大学に入学してすぐに会った人たちに対して、すごい人たちだなあと素直に感じた。だからある種の原体験。

成績が伸びる前の段階で第一志望と思っていた大学に行っていたらどうだったのか、と思うことがあると別記事で書いた。それはそれで、今もどうだったのか興味はあるけれど、本番の時の第一志望に入学が許可されて本当によかったと思っている。

第一志望 : 大学受験

第一志望 : 大学受験

高校3年夏まで部活をしっかりやっていた。部活しか知らなかったので高校生っぽい遊びを知らないし、また興味もなかったし、何もすることがない時間が嬉しくてたまらなく、3年の夏休みはただただ無駄に時間を使っていた。本当のところは、夏休みの記憶がない。何も覚えていないということは、多分、今まであまり観ることがなかったテレビを毎日見ていた程度で終わってしまったと想像する。

大学入試を意識し始めたのは夏休みも終わったあとの秋口だったと思う(記憶がないので多分)。そこから実際に受験するまでに、志望校を二度変更した(これは事実)。それまで勉強していなかったこともあってか、勉強を始めると成績が伸びての志望校変更だった。最初の志望校はちょっと頑張ったら受かりそうな学校で、次の志望校も、成績が上がったあとの状況でさらにもうちょっと頑張ったら通りそうな学校だった。最後の志望校(実際に入学した大学)は最初の二校とは違い、かなり成績的には背伸びした成績ランクの大学で、本番直前の模試までずっとE判定(志望校変更)だった。もう憧れみたいな感じ。

最近ふと思うのは、最初の大学に入学していたらどんな人生になっていただろうかということ。この頃はパラレル・ワールド流行りで、そんな世界があったら覗いてみたい気はあるけれど、そんな体験をしても記憶は消されているから覚えていないだろうし、実際に体験できないから想像しても意味ないこと。そんなことが思いつくのは年齢のせいなのだろうか。

これまでの実際の人生はそれなりのものだし、無いものねだりをしたところで、努力もせずにねだっただけでは手に入れることができないことも知っている。だけど、どうなっていただろうという単純な興味がある。明日には、その興味自体を忘れているかもしれないレベルでの興味。現在の人生とは違う楽しみを持って過ごしていると思う。

ところで、今はパラレルワールドと呼んでいるものは、30-40 年くらい前には四次元と呼んでいた世界(現象?)と同じなのだろうか。小学校の図書館にあった四次元の本にはまっていた時期が少しだけあった。その本の中で紹介されていたインタビューで、自分の前を走っていた車が突然消えてしまった話では、四次元に行ってしまったというのが書いてあった(消えてしまった黒田さんの車、だったような)。私は怖い話が苦手なため、私の中での四次元ブームは割と早く終焉を迎えた(ほんの1-2週間だったかな)。


観るスポーツで好きなのは何ですか?

観るスポーツで好きなのは何ですか?

外で仲間と食事していた時の会話内容。そこに居た数人は、今所有しているパスポートの数で言えば4か国、本人のルーツでいえば5か国の人々が集まって食事をしていた。誰かが、「プレーするスポーツと観るスポーツ、みんな何が好き?」という話になって、別の一人が「じゃあ、テーブルの席を順繰りにまわって各自言って」という話になった。

私にとってスポーツ(運動。体を動かすこと)は、プレーするものとしての位置づけの比重が大きくて、観るスポーツとなると、観ることに対する熱量が多くない代わりに何を観てもそれなりに楽しめるとは思っている。

食事時の質問の順番が私に回ってきた。正直に言えば、最近スポーツを観ていない。決してスポーツが嫌いなわけではない。なぜ観ていないのか。

帰宅してから考えていたら、そもそも私はテレビを観ないし、競技場でスポーツを観るほど熱心なファンでもない。

テレビは一家に一台が普通の時代に育ったので、中学生くらいまでは父親が観るテレビ番組一択だったので、私にとってのテレビ番組は娯楽ではなかった。高校生になると部活が忙しく、そもそもテレビを観た記憶がほぼない。大学入学とともに始めた一人暮らしには自分用のテレビはあったが、高校生までにテレビを観ない生活が普通になってしまっていたし、大学生はそれなりに忙しいのでこの年代でもテレビをあまり観ていなかった。就職して最初の2年くらいは始発・終電での勤務が多かったし、そういえば、テレビを買ったのは入社3年目だったと記憶する。その後は海外勤務が重なって全くテレビを観ない生活が復活。

テレビを観ない経緯は私個人の特殊な環境とかで同僚にはどうでもいいことではあるけども、日本人にそれなりの確率で生じうる共通点としては、高校時代のノンプロのような部活生活でテレビを観ない生活になった、という人は特殊な人々ではない程度の一定数は存在しているのではないかと思う。この辺の部活どっぷり生活は、海外の人に説明しても背景を理解してもらいずらい事象ではないかと思った。