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Tag: アウトバーン

根拠のないルールを守る人はいない

根拠のないルールを守る人はいない

秩序を維持して社会生活を送るにはためにはルールが必要。そして、それを守らないと、自分や周りの人を危険な状況においてしまったり、争いがおきたりする。だから関係者全員がルールを守る必要があるが、設定したルールの理由があいまいだと、ルールを守らない人が出てくることがある。

ドイツの道路は快適だ。アウトバーンでは、路面は走行しやすいところが多いし、一般道もラフな道はあまりない。だからスピードを出しがちにはなるが、制限のある区画に入る標識にしたがって減速すると、ああ、なるほどね、ということになる。工事をしている、路面が荒れている、前方で車線が減少している、町の入り口など、なぜ減速が求められたかの理由が明白だ。一方、欧州の別の国を走っていると、工事が終わっているのに減速や車線減少の標識が出しっぱなしになっているなどの理由で、これ意味ないじゃんということが少なくない。標識通りの状況ではないじゃないかと思っているのは私だけではないのか、減速指示を守っていない車が周りに多かったりする。そりゃそうだ、と思う部分もある。だから、本当に危険な場所であるにも関わらず、注意喚起の効果が薄れて危ない場合がある。

この例からは、ルールを守らせるには納得性が必要だということがよく分かる。このことは、いろいろなことに適用ができる。自分がルールを作る側になる時には忘れてはいけない。

青い車に気をつけろ

青い車に気をつけろ

非常に乱暴に言うと、「青い車をみたら気をつけろ」は運転中の私の座右の銘の一つだ。

流れに乗れていない車や突然に私の走行車線の前に出てくる車が少なくない。率でいえば、私が路上で見かける青い車の中では、そのような動きをする車両がとても多い。その動きをするのは青だけではないが、青の車がその動きをする確率は高い。

色でいえば、青のこの現象以外には顕著なものは他に今のところ見当たらない。
一方、車種でいえば、ピックアップの人は運転が上手でない確率が高いような気がする。これも、下手な人が皆、ピックアップを運転しているわけではないが、ピックアップの人は下手な確率が高いというのが私の観察結果。実際は、下手というとちょっと実際は違うかもしれず、ただしくは運転という行動をするときに、運転にあまり注意を払うことができない人の確率が高いというか。例えば、片側2車線の車線をまたいで走行しているとか(これも、またいでいるのは皆ピックアップということではなくてほかの車種もあるが、ピックアップがまたいでいる確率が高いという主旨。車幅感覚ないのかな?)。

ドイツのアウトバーンでは、オランダ・ナンバーと帽子をかぶった老紳士が運転しているのが後続から見えたら気をつけろ、ということを言うのを聞いた。どちらも後続車両との距離感や速度差を気にせずに車線変更をして追い越し車線に出てくる人、という趣旨だった。印象的にはその通りだったような記憶はあるものの、実際に危険運転をする確率が高かったかどうかは覚えていない。しかし、運転中に両者を発見したときは、いつも以上に慎重になっていた。これは主観としての事実。

日本では、赤い車は警察に目を付けられやすい、という説を唱える人がいたような気がする(黄色だったかな?)。実際に統計をとったら実際には相関はないかもしれないし、運転が下手という定義の設定の仕方によっても結果が左右されるので単純な話ではないが、ある人がどういう選択をするとか好みがあるとかをもっと極めていったら結構面白い研究になるかもしれない。レッテル貼りや先入観につかってはいけないけれど、研究としては面白いのではないか。