Browsed by
Tag: 発音

「H」は「ヘイチ」と読むのが多数派だった

「H」は「ヘイチ」と読むのが多数派だった

外国人の人と話していると、自分が主流派なのかそうでないのかに悩むことがある。現在、海外にいる私の環境では、私こそが外国人であるのでマイノリティであるし、世界に 80億人を超える人口がいれば、途方もない数に区分けできるであろうから、分けることに意味があるのか判らないのだが、そうであるかないかの2つに分けることができるケースでは、多数派か少数派かを知るのは面白いと思っている(自分がどちらに属していると嬉しいかは、そのお題によって変わる)。

そんな中、会社の同僚が「ヘイチアー」と言うのを聞いた。はじめは何を言っているのか判らなかったのだが、何度か同じ言葉を聞いた後に文脈から「HR」と言っているらしいのが分かった。なんだ、人事のことかと。今いる国では、いかにも東南アジアっぽい英語を喋る人もまだまだ多い。たまに、アメリカのテレビで見るようなアクセント、イントネーションの人に出会うこともあるが、まだまだ、アジア発音だ。だから、「Hのことをヘイチと発音するのか?」とネットで検索してみると、私の無知ぶりを知ることになる。私が見たページが事実を述べているのか判らないのだけれど、「エイチ」よりも「ヘイチ」と発音する人口の方が地球上では多いという情報が書いてページの方が多かった。ごめんなさい、私が少数派、非主流派でした。

他の例でも、最近になって私(日本の教育内容)が非主流派だと知った発音があったけれど、それが何かは忘れてしまった。まあ、それはよいとして、知らないって怖いなと思い知らされることが多くてたまらない。ありがたや。

タイヤ交換 – Michelin はミチェリン

タイヤ交換 – Michelin はミチェリン

先週までのタイヤは 2023年初めから履いているもので、55千kmくらい走ったところ。前輪タイヤにスリップサインが見えそうになってきているのに加えて、多分、道路上の金属製の落とし物を拾ってしまったのだと思うけれど、後輪の片側だけ空気が抜けるようになったこともあって、タイヤ交換をした。

タイヤに特化したガラージは、スーパーに買い物にいく10分ほどの間だけでも10件近く目に入るくらい沢山あって自分で全部みて決めるのは難しそうなため、同じ会社の地元の人にお薦め店があるか聞いてみることにしてみた。

その人の知り合いがやっているという店を紹介されて、とりあえず見積りをとってくれることになった。私の車のタイヤ・サイズは少し特殊で、Michelin と Dunlop の 2ブランドしか見積りは出てこなかった(タイヤは命を守ってくれるものなので、激安メーカーは候補から外すことをあらかじめ伝えていた)。その見積は、店の人から同僚に届いた Whatsapp を私に転送してもらったのだけれど、判らないこともあったので直接その人のところにいって話を聞くことにした。

話をしていると、ミチェリンという単語を何度か聞いた。Whatsapp で文字として Michelin を先に見ていたので、ミチェリンが Michelin で指すことはすぐに理解した。私が今いる東南アジアの国の言葉のルールを適用させるとミチェリンになるものだと、深くは考えずに一旦受け取った。だけど、少し気になったのでネットで Michelin の発音を調べてみようと思った。

まずは、フランス語。やはり原語の確認から。私はあまり耳のセンスがよくない自覚があるので細かなニュアンスを表現できないけれど、ほぼほぼ「ミシュラン」。ああ、よかった。ミシュランが正解だと思い過ごしていたらどうしようと少し恐れる自分がいたので。次は、ロマンス語よしみでスペイン語。ミチェリンだ。「リン」にアクセントのあるミチェリン。ではイタリア語はどうだ。ミシュランだ。仏・西・伊は同じ源流だと思っていたが発音ルールは異なるようだ。ピレネーの壁は高い。次は、英語。米語はミシュラン、英語はミチェリン。ドーバーの向こうがミチェリンで、それより広い大西洋の向こう側がミシュランだ。

発音にルールはあるのか。奥が深い。