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Tag: 相続

リビングトラストについて調べてみた件

リビングトラストについて調べてみた件

今月初めに、「銀行口座が凍結されぬようWillを準備 – Journeyman : Blog」ということを書いた。

この記事ののち、実際に遺言の作成・管理などを請け負うサービス会社に相談に行ったのだが、事前情報が全く誤解だったことが分かって、相談に行って本当によかったと思っている。

細かいことは別として、① 遺言作成、② 遺言を作成して管理もお願いする、③ 生前信託といって財産を信託にあらかじめ移しておくことで裁判所が関与する手続きを回避する、以上 3 つの方法で見積もりを取ってみた。万が一がおきてから必要となる費用は、資産額対するパーセンテージで計算されるため、単純化できないが、仮にもしもの時の銀行口座残高が 10 百万円だったとした場合の費用は、おおよそ以下が目安のよう。

私が銀行口座を持っている国では、遺言書を残したとしても相続には裁判所が関与するシステムになっている。この手続きを回避するのが生前信託となるのだが、これを行った場合の銀行口座は、死亡や植物状態、認知症などのトリガーが発動されるまでは、信託しない場合と同様に何ら制限なく使用できると遺言書サービス会社から口頭で説明を受けているが、信託契約書を見るまでは実態は未詳。


日本と法律・制度も違う国で手続きをしなければならないことを考えれば、必ずしも高いとはいえないというのが私の感覚。最悪、いままでの働きを給与として対価で得た資産が理由も判らず口座を保有する国の政府に召し上げらてしまうリスクや、外国人が行わなければならない手続きの煩雑さを考えると、もうちょっと中身について検討するとしても、契約を進めるつもり。



4 月30日の記念日
・年始から 120 日目
・南部解放記念日(ベトナム):1975年、サイゴン陥落、ベトナム戦争終結
Day of Liberating the South for National Reunification
・図書館記念日:1950 年に図書館法が発布されたことにちなむ。制定は 1971 年。

銀行口座が凍結されぬようWillを準備

銀行口座が凍結されぬようWillを準備

最近は少し戻してきているものの、ここ3-4年の間はなだらかに円安局面が続いていたことから、勤務地で支給されている給与を慌てて日本へ送金することはせず、日本よりも少しよい預金金利をもらいながら、為替レートをみながら少額ずつ円転してそのまま円で持っている。

そこで心配になってきたのは、海外で万が一のことがあった場合に銀行口座にある預金がどうなるかだ。日本であれば、時間や手間がかかったとしても、残された家族・親族が口座から引き出すことは不可能ではないと思っているのだが(確認必要だが)、海外では非居住者がいろいろ手続きするのは難しいだろうと心配になった。銀行に確認すると、意思表示の書面を正式に作成して差し入れておかなければ、原則、口座は凍結されて誰も動かせないという回答を、私が口座を持つ銀行からは得られた。

決まりは決まりで仕方ないので、さっそく銀行の担当者から紹介してもらった will 作成サービス提供会社に問い合わせメールを送った。まだ返信はきていなくて会話は始まっていないのだが、交通事故やら何があるか判らないので、急いで手続きしようと思うと同時に、日本への送金ペースを少し早めて海外残高を減らそうと思う。働いた対価が召し上げられてしまうのはごめんだ。あと、健康の大事さをあらためて感じた。健康でないと、お金を取り上げられてしまう…

【ほかオプション】海外の銀行の場合はジョイント名義口座も可能らしいが、もう一人が非居住者でそれをやるのは面倒くさそうな気がするので(調べてない)、will を優先に考えるつもり

【マネロン資金と疑われないために】海外の口座から日本国内の自分名義の口座への送金の場合、マネロンでないことを説明するために給与明細や、給与が振り込まれたことを示すために口座のステートメントを国内の被仕向け側の銀行から求められたりする

* 後日追伸 *
私が働いている東南アジアの某国では、Willの作成サービスの費用は日本円で約2万円というざっくりな概算費用が出てきました。Willには記載事項などのタイプや対象の提出先からの要求事項など様々ながら、銀行1口座に関するWillであれば最低料金水準で作ってもらえるとのイニシャル返答。