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Tag: DEI

業界イメージとダイバーシティ

業界イメージとダイバーシティ

この何十年の間で、世の中はだいぶ変わってきたはずだけど、変わっていないものもある。就職先人気企業とか高校の東大合格者数などのランキングの類の記事だ。読み手のほうの意識が変わっているのに出版社だけが変わっていないのか、売れることが至上主義である企業側が定期的に出しているということはいまだに需要があるのるのか、どちらが正しいのか判らないけど、いまだに存在しているのは事実。

そんな中、業界イメージというのも昔のままで留まっている感じ。多少変わってきた気はするが、銀行員にはある一定のイメージがある。また、商社に勤める人のイメージもあまり変わってない印象。何十年か前の就職活動といえば、人事の担当者に到達する前には OB 面談で評価してもらい、次の OB の紹介を受けることを何度かクリアしていかなければならなかった。そうなると、いかにもその業界の社員っぽくふるまう先輩に合わせていかないといけないため、自らステレオタイプの人格を演じる必要があった。今は、多種多様なタイプや背景、専攻などの学生を選抜してはずなのに、その会社にいる人は、いまだに昔からいるタイプの人のようにふるまっているように見えることが多そうに私のようなわがままな人には見える。自分のイメージに縛られていて、それはそれで、つらそうに思える。いくつかの業界の人とダイバーシティはとても親和性が悪いような気がする。4

新聞社と多様性

新聞社と多様性

海外赴任の累計が10年を超えていたので、日本の新聞を読まないこともそれなりの期間に及んだ。初赴任時は、ファックスで新聞が送られて来る高価なサービスを着任先の会社が購読していたが、その後は、海外印刷の新聞がクーリアで手に入る時代になったものの、赴任地の地理的事情(クーリアでも入手までに数日を要する)や日本人が私一人の事務所などといった理由から、購読する選択肢がないことが殆どだった。一方、今になっては電子版があり、個人レベルの申し込みでも金銭的負担へのハードルはさほど高くない。

さて、毎日、継続して何かにかかわる中では少しずつの変化にはなかなか気付かないが、しばらく時間をおいて暫らくぶりだと違いに気づきやすいことがある。この一例として、わが子の成長と違って久々に会う親戚の子の成長は、目に見えてはっきり気付くことがある。

私にとっては新聞もそういったところがあって、新聞を毎日読んでいた時には気付かなかったことが、しばらく新聞から遠ざかると変化に気付く、というか、新聞が変化していないことに気付くことがある。新聞社も営利企業である以上、特定のイデオロギーに基づいた意見を掲載することは当たり前のこととして理解できるし、自社の意見を正と主張するのも理解はできる。とはいえ、久々に新聞に目を等してみると、社説でよくみかける「〇〇せよ」という見出しをいまだに見かけるのには違和感を覚える。特に、自分たちの努力や主権が及ばないことに対しても「〇〇せよ」と主張する社説を先日見たときは、思わず吹き出しそうになった(トランプ政権に対して命令している記事はもう見慣れたが、私が吹き出しそうになったのは中国政府に対して、「〇〇すればうまくいく」と自信たっぷりもの申していた。少し話はずれるが、10年以上前に世間のサラリーマンの間でささやかれていた「OKY」=お前が来てやってみろ、Omaega Kite Yattemiroと思った)。

また、自社の意見を主張するのと、他社の意見を否定してよいかどかは別物だ。吹き出しそうになった出来事をこの例からいうと、普段は他者の意見を尊重せずに頭ごなしに批判している新聞社が、多様性からの離脱風潮に対して批判的な意見を展開していることだ。

それも含めて新聞社。読者が知恵が真偽を見分けるのは無理だけど、疑いの目をもち、いくつものソースを調べ、多角的に自分で分析・考えることはできるはずだ。