一律昇給で人材流出、スタバに関わる報道
ちょっと古いニュースになってしまっているけれど、米スターバックスが従業員を対象に一律昇給を決めたとのこと。これは、貢献度に基づく昇給を置き換えたもんだとの報道内容。これは実際に起きたことのようだけど、その結果、人材が流出しているというのは、メディア側の観測のもよう。記事はいくつもあるのだけれど、流出していると本文中で断定している記事は見当たらなさそう。タイトルに文字数制限があるのかもしれないけれど、観測ならばそれと判るように書くべきだと思う。
タイトルに意見しようとしてるわけではなくて、考えていたのは昇給の件。もっとぼんやり言えば、報酬について。報酬や昇給のタイミング・額を決めるのは非常に難しい。主観・客観のゆき違いや、過去の種まきの正当な評価とは、誰が成果を利益とさせたか、絶対評価と相対評価の合流点、人事評価制度がカバーしきれない点からの課題、などなど。
私が思うのは、その仕事を遂行する能力を得るために掛けたコストがその仕事の報酬として評価されるのを一つの側面にしたらよいのではないかということ。そうすれば、利益という目に見えたり数値で測りやすいものに変換させることができる営業の人と、成果の定量化が難しい管理系の人の違いを評価として一定の形で考慮できそうな気がする。あ、でも、単純に置き換えしがたい・しやすいという違いで報酬に差が出るのもおかしいかな。最初に特殊業務についた人は、ラッキーということになってしまうかな。でも、業務に就いただけではだめで、成果・貢献がないとだめだから、そこは公平なのかなあ。
その仕事ができるようになるためのコストが報酬として支払われる、結構よさそうな気がするな。