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スパイみたいなこと、合弁へ出向

スパイみたいなこと、合弁へ出向

今の時代は中途半端な出資比率の合弁は少ないのかもしれないけれど、私が働き始めてからしばらくの間は、そういった合弁会社が結構あった認識がある(大手企業同士の折半出資のようなものは今でもあると思うけれど、そうではなく、昔あったお付き合い出資や物流目的の出資で 51:49 や 60 : 40 のようなもの)。また、合弁を運営しながらも、場合によっては違う方向を見ている2社だったり、2社間の役割分担があいまいなケースもあったと思う。

合弁会社へ出向すれば、基本は出向先の企業価値を最大化することで出身親会社に貢献することを第一に考えていた。それに反するようだけれど、合弁をうまく運営するためには、合弁相手が何を考えているかとかをスパイ活動して、自分の出身親会社へ報告したり対応を検討したりもする。スパイのためにスパイするのでなく、合弁をうまくいかせるためのスパイ。逆に、自分の出身親会社の情報を相手方にリークするのも合弁をうまくいかせるため。スパイというか、仲人さんというかマッチングのアレンジャーというか。

そんな二重スパイになれるのは、合弁を第一に考えている人が条件だと思ってきた。単なる私のイメージかもしれないけれど、最近の人は親会社の評価が気になってそっちの方ばかりを向いている人が多いかも。以前の合弁の形や性質とは違ってきているとか理由はあるのだろうけども、二重スパイになって2社をうまくリンクさせる機能を発揮しずらそう。相手が見える、というのはやっぱり大事な要素なのだと思う。

今はスパイ的な活動をする機会があまりなくて、すこし寂しいような。