ラストスパートの人
私は、期限ぎりぎりでアイデアが降ってくることが多い人、と分類ができるなあと思うことがある。期限があることの話なので、仕事場でのこと。
決して、意図的にぎりぎりまで何もしていないわけではない。結構、早めに取り組み始めて一生懸命考える。それなのに、最後の最後にならないと、これだ、っていうアイデアが降りてこないことが多い。なぜだろう。
今でも思いだせるケースはいくつかあるのだけれど、一番のやつは、ちゃんとモノづくりと返済計画の見直しをやってくれという交渉をするために、海外の融資先に出向いたときのこと。飛行機の中でもなかなか交渉の方針がたたずに結構焦っていた。そうこうしているうちに飛行機は空港に到着し、もう、空港から交渉の場へ直行するための電車に揺られてしまっている。
空港から市内中心部への電車の中で、突然にアイデアが降ってきた。この時、会議開始時刻まであと2時間を切っていたような時間帯だったと思う。ここから、これだっていう交渉ストーリーを揺れる電車の中でノート何ページにも亘って書き続けた。出張は私一人で相手は融資先の社長、私の上司である部長は本社から電話で参加し、その顔色や反応を目でみることができない中で私が交渉の主導権を握ってゆかなければならないプレッシャーが堪らなかった。
それまでにもラストスパートになることが多いというのは薄々感じていたのだけれど、この時の出来事がぎりぎり選手であることを再認識させてくれた。それが悪い方向にいってしまって、最後にはどうにかなるだろうという気持ちのゆるみがどこかにあるのかもしれない(決して、意図的にそうしてない)。私は、元来は余裕をもって仕上げておかないと気が済まない人。だから、最終的にいいものが期限間近でできたとしても、それを狙っているわけではないので、最初から全力投球をしている。なので、力を入れている期間はどうしても長くなっていまい、その結果、結構疲れてしまうので、これをなんとかしたいのだけれど、なんともできない。アイデアが降ってくるまでの時間も無駄になってしまっているようで、時間を返せと言いたくなることもある。ただ、できないまま期限が来るよりは、まだいいかなあと自分に納得させてている。
ああ、直したい。